若い女性にも見られる下肢静脈瘤とは?治療費用はどれくらい?

下肢静脈瘤ときくととても怖い病気のように思えます。血管に瘤があると命にかかわるような気持ちになりますが、実際はきちんと対処していれば全く怖くはありません。

下肢静脈瘤とは?

「足がむくむ」というのをご存じですか?女性に多く、足に水分が溜まって、重だるくなります。足が太くなったりもします。これが発症のサインです。

恒常的に静脈に血液がたまる

本来、静脈弁は、立ったり、座ったりしている時に血液が足の方に溜まってしまうのを防ぐ機能がありますが、この弁に問題が発生すると、血液が逆流します。そして静脈に血液がたまってしまいます。

それがずっと恒常的に何年も続くと、静脈は太い蛇のようにふくらはきに浮き出てきます。これが「下肢静脈瘤」です。

下肢静脈瘤の種類は?

病気としては良性の部類で、命の危険はありません。症状によって2つに大別されます。

伏在型静脈瘤

一つ目は「伏在型静脈瘤」です。最も太い伏在静脈の弁に問題がある場合起こる静脈瘤で大きなぼこぼこが足に現れます。重症化すると手術が必要です。

くもの巣状・網目状静脈瘤

二つ目は、「くもの巣状・網目状静脈瘤」です。青い血管が足に浮き出てきますが、見た目以外に特に問題はありません。特に中高年の女性の太ももの外側や膝の内側やくるぶしに現れます。

下肢静脈瘤は放置して治るものではない

ただ、下肢静脈瘤はいつの間にか治るものではありません。放置しておけば、60歳前後をピークに徐々に悪化します。

重症化すると「うっ滞性皮膚炎」を合併します。そのまま治療もしないまま放置しておくと「潰瘍」になってしまいますので注意が必要です。

下肢静脈瘤の治療方法

下肢静脈瘤の治療には 4つの方法があります。

1.保存的治療

運動やマッサージなどを実施したり、いわゆる「着圧ソックス」などで症状を改善させる方法です。症状の進行を予防したりします。

2.硬化療法

静脈瘤を固める薬を静脈瘤に注射します。軽度の症状に効果があり、10分ぐらいで完了する方法です。

3.手術

血管をしばる高位結紮術(こういけっさつじゅつ)と、血管を引き抜く「ストリッピング手術」があり、後者の方が一般的で、今では日帰りでできるようになりました。ただ、やはり多少体への負担はあります。

4.血管内治療

こちらも日帰りOKな治療法です。方法は低侵襲治療と、皮膚を傷つけずに治療可能な高周波(ラジオ波)orレーザーを使ったものがあります。

下肢静脈瘤の治療費用

1.保存的治療

投薬や、手術が必要ありませんので、基本、運動やマッサージの指導や着圧ソックスの着用の実費というところなので、数千円といったところです。

2.硬化療法

これ以降の治療費は3割負担を前提に算出しています。硬化療法は、おおよそ5,000円ぐらいの治療費で可能です。

3.手術

高位結紮術(こういけっさつじゅつ)は今はあまり行われてません。主流のストリッピング手術は約4万円くらいです。

4.血管内治療

高周波(ラジオ波)orレーザーを使ったものは、一番値段が高く約5万円ほどとなります。

監修者

笹木 彩世

保険代理店に勤務し、保険を活用したリスク対策や、資産運用等のご相談をお受けして参りました。最近は外貨建て、オンラインビジネスに興味があります。少しでも皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。