腎不全を徹底的に治せる唯一の方法:腎臓移植手術の流れと費用は?

腎臓の機能が低下すると透析を受けなくてはいけません。さらに機能が低下して腎不全に陥ると今度は腎臓移植が必要となります。その手順や費用について解説します。

腎臓移植とは?

腎不全の末期になると腎臓が機能しなくなるので、透析では改善しなくなります。

慢性腎不全唯一の根治法

機能しない腎臓の代わりに、適合するほかの人の腎臓を移植し、腎臓の機能を取り戻させるのが腎臓移植です。腎臓移植は慢性腎不全の唯一の根治的治療といわれており、成功すれば、ほぼ普通の人と同じ生活を送ることが出来ます。

日本ではまだ件数が多くはないのが現状

アメリカでは珍しい手術ではないのですが、日本ではまだスタンダードになったとは言えず、受ける人の数が少ないようです。

腎臓移植できる条件

まず患者(レシピエント)にその手術を耐える体力が必要です。そして腎臓を提供するドナーが健康で、腎臓機能に問題がないことも重要です。また両者とも悪性腫瘍や感染症の病気がないことも必須条件です。

高齢者には不向き

高齢者になればなるほど、手術時の条件は悪くなるので、70歳以上はあまり実施されることはありません。

血液型が一致する必要はない

現在は医学の進歩でレシピエントとドナーの血液型が不一致でも移植可能になっています。

腎臓移植の手順-生体腎臓移植の場合

1.病院へ

治療を受けている病院と同じではない場合は、紹介状とドナー候補の人といっしょに腎臓移植を行っている病院へ行きます。

2.意思確認

レシピエントとドナー候補、両者とも、医師や移植コーディネーターから移植についての説明を受けます。その上で移植するか否かの意思を確認します。

3.検査・移植

意思が確認できたら検査へと進みます。検査の結果、健康上特に問題がなければ、移植実施となります。目安としては3~4時間です。

4.術後

生体腎臓移植の場合、手術中か手術直後から腎臓の働きが確認できて尿が出始めます。1~2ヵ月は入院しますが、退院してからの通院は、始めは週に1~2回程度、時間の経過とともに通院回数は減っていき、6ヵ月以降は月に1回程度となります。

ほぼ普通の人と同じ生活は送れますが、免疫抑制剤は飲み続ける必要があります。

腎臓移植の費用とは?

日本国内と海外でかなりの差が出る

国内の場合は、医療保険が適用されます。また他制度など含めると、医療費に関してはほぼかからないと言えるでしょう。国外で手術をする場合は、渡航費、滞在費、医療費等はすべて実費となりますので、かなりの金額となります。

退院後も高価な薬が必要

退院後も、免疫抑制剤を飲む必要があります。時間の経過とともに量も減っていきますが、それでも薬としては高価なものです。障害者手帳の1級に認定されても、すべて無料になるわけではありません。

監修者

笹木 彩世

保険代理店に勤務し、保険を活用したリスク対策や、資産運用等のご相談をお受けして参りました。最近は外貨建て、オンラインビジネスに興味があります。少しでも皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。