妻・夫のおかげで年金がもらえる:配偶者加給年金のメリット

配偶者加給年金って何だろう?と疑問に思ったことはありませんか。年金の制度は素人にとっては複雑です。でも知っていないと、損をするかもしれません。

配偶者加給年金とは?

1.妻の年金に加算されるもの

加給年金は、厚生年金や共済年金に20年以上加入した場合、その加入者である夫の年金に加算されているものです。配偶者加給年金は、「妻が65歳未満で年収が850万円未満」という条件を満たすと、妻の年金として支給されます。

2.名称は変われど一生支給される

ちなみに妻が65歳になると、この配偶者加給年金は振替加算という名称で支給されるので、結局一生支給されることになります。

配偶者加給年金及び振替加算がつかないケース

先ほど条件に年収が850万円とありましたが、妻自身が厚生年金に20年以上入っている場合や、他の名称の年金を受給する権利がある場合は、加給年金は支給されません。

つまり配偶者加給年金は家族扶養手当的な性格を有している訳です。自分で生活を維持するのが可能であれば、支給の必要なしという考え方です。

振替加算

また、振替加算は、大正15年4月2日生まれから昭和41年4月1日生まれの人でないと振替加算は行われません。

配偶者加給年金に上乗せする金額

平成27年度で計算した場合、配偶者の場合、22万4500円上乗せされます。そして、子供1人につき22万4500円です。ただし、同額なのは2人目まで、3人目からぐっと減額されて7万4,800円となります。

特別加算

配偶者の場合、22万4500円に更に、生年月日に応じて、特別加算という名目で金額が加算されます。ちなみに子供の場合、18歳になった初めての3月31日を迎えるまでは加算対象になります。

離婚する前に考えよう

熟年離婚という言葉を聞くようになって久しくなりました。夫の定年退職を待って、今まで我慢してきた妻が離婚届けを尽きるというケースが多いようで、ずいぶんドラマのネタにもなりました。ただ離婚前に少し考えましょう。

本当に65歳まで待てないのか

65歳前に離婚しては不利になります。なぜなら、振替加算が行われる前に離婚すると、その権利を失ってしまうからです。逆に65歳以降であれば、一生支給されます。

年金分割は可能ですが、加給年金部分は分割対象外だそうです。65歳前で離婚を考えている方は、どうしても今でなくてはいけないのか、もう一度考えてみたほうがいいかもしれません。

監修者

笹木 彩世

保険代理店に勤務し、保険を活用したリスク対策や、資産運用等のご相談をお受けして参りました。最近は外貨建て、オンラインビジネスに興味があります。少しでも皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。